これを知っておくと絶対に楽しくなる!!
・投与された薬物がどのような流れで体内に取り込まれるのか
・どういう経路をたどることで薬物の効果が発揮されるのか
がわかります!!看護学生さんも、新人看護師さんも知っていて損は無い!!

なるべくわかりやすく簡潔にお話ししたいと思っています。
ぜひ最後までお付き合いくださいね!!

図解!代謝経路

薬物の代謝経路

内服薬
口→胃→小腸→小腸の毛細血管で吸収される→門脈を通る→肝臓→静脈→心臓→心臓→全身へ

舌下錠
舌下→口腔内の毛細血管で吸収される→静脈→心臓→全身へ

静脈内注射
静脈→心臓→全身へ

筋肉注射皮下注射
毛細血管で吸収される→静脈→心臓→全身へ

座薬
肛門周囲の毛細血管で吸収される→静脈→心臓→全身へ

ということが図から分かると思います。
この説明から見ても、薬物が投与されてから効果発現までにかかる時間が内服薬では遅く、静脈内注射では早いというのが良くわかるかと思います。

門脈について

小腸で吸収されたもの、薬剤や食べたものなどすべて、上の図では小腸から肝臓を通るよ~ってさらりと書きましたが、ここで大事な大事なことを言います!
小腸の柔毛という細かいヒダにある毛細血管やリンパ管から栄養や薬など吸収をされ血管内やリンパ管内に取り込まれます。取り込まれた先はどこか・・・・門脈です!

門脈・・・知っていますか?門脈とは肝臓の手前にある静脈です!胃、小腸、大腸、脾臓、膵臓といった消化器官を通った血液がすべてこの門脈に集合して肝臓の手前で合流し、肝臓へ流れ込む仕組みになっています。そのため、門脈の血流量は多い!そして栄養をめちゃ含んでいます!その栄養たっぷりの血液が肝臓を通ることで、栄養分を蓄えられたり、薬物や有害物は代謝されることによってきれいになって、肝臓から出るとその先は下大静脈という太い大きな血管→心臓へ戻るといった流れになります!!

まとめ

薬物の代謝経路が分かると、どうして摂取した薬が体に取り込まれるのか分かるからおもしろいですよね!看護学生さん、新人看護師さんに「なるほど!」と思ってもらえたらうれしいです!!

質問、ご意見なんでもどうぞ!mailto:caipingye60@gmail.comまでお気軽にメールをくださいね!下のコメント欄を使っていただいても大丈夫です!お待ちしております!!

投稿者

くま子

勉強することが大好きな現役看護師です。看護師国家試験対策や新人看護師さんに必要な知識を発信しています!

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