国家試験を終えてほっとしている人も、来年の国家試験に向けて焦り始めた人も!
お勉強の時間ですよー!!!
今日は輸血について語りたいと思います!
血液腫瘍内科で働いていた私の得意分野なのですが!!きっと興味のない人多いですよね?!
でもね、輸血って、国家試験の問題に出てくるし、働くようになってからも割と遭遇するよ?!なので知識として身につけておいて損は無い!!
今回は輸血の基礎についてお話します。ためになるお話だからぜひ最後まで読んでねー!
(現役の看護師さんで輸血を取り扱っている人にはちょっと物足りない内容になるかと思うので、現役看護師さん用のマニアックな内容はまた後日投稿します!!)
輸血の種類
・RBC(赤血球液)
・PC(濃厚血小板)
・FFP(新鮮凍結血漿)
・アルブミン製剤
この他にもグロベニンとか全血輸血とか様々あるけれど、基本的にはこの4種類が区別できればOK!
この4種類について詳しく見ていきます!
RBC(赤血球液)
・赤血球が足りないときに投与する(貧血とか大量出血の時とか)
・冷蔵保存(4度)
・有効期限は21日
・使用する前まで冷蔵庫で保管必須
PC(濃厚血小板)
・血小板が足りないときに輸血する(抗がん剤治療後など)
・有効期限3日
・常温保存、振盪しながら保存する
FFP(新鮮凍結血漿)
・血液凝固因子の補充(DICや大量出血の時)
・有効期限1年
・冷凍保存(-20度)使用直前に30~37度で溶解し2時間以内に投与完了する
アルブミン製剤
・大量出血や難治性の浮腫などの治療のために用いる
・有効期限2年
・常温保存
ここで赤字と太字で書いたところとっても重要!国家試験でもよく問われる所だし、現場に出てからはこれくらいの知識は身につけておいてほしい!必ず覚えてね!!
輸血ってよく血液型不適合輸血の訴訟なんかで話題になるもんだから、輸血=危険なもの、怖いもの、みたいな印象ありません?私も新人の頃はとにかく輸血を投与することが怖くて怖くてたまらない時期ありました!!
でもね、輸血って本当に効果てきめんっていうか、患者さんの体の中に入るとすぐに効果を発揮してくれるので、投与していてとても興味深い!
抗がん剤治療後の貧血で(血液内科ではHb6台とか当たり前!!)頭痛がひどい患者さんに赤血球輸血をすると、頭痛が改善するし、たちまち顔色も良くなるの!!
血小板が低すぎて鼻出血がなかなか止まらない患者さんでも、濃厚血小板を投与すると、
出血が止まるの!もう効果てきめんとはこのこと!
緩和ケア病棟でも、貧血からくる難治性頭痛の症状緩和に使ったりするくらいだから、人の血液って素晴らしい!
健康で元気のある若いみなさん!献血に行ってみるのも悪くないかもよ?!
まとめ
いかがでしたでしょうか。輸血について基本中の基本についてお話ししました。
現役の方にはちょっと物足りない内容だったかもしれないですが、詳しい話はまた後日投稿しますね。今日書いた内容は、国家試験を受けるために必要最低限必要な知識ですので、必ず覚えてくださいね!!
質問、感想、なんでもどうぞ!mailto:caipingye60@gmail.comまでお気軽に連絡くださいね!